2/17『縦のポゼッションサッカー』32

自分中での新しい概念。

ポゼッションというと、ボールを保持しながら攻撃(前進して相手のコートに入る)、サイドチェンジやバックパスが多くなる。

今の海外サッカーを見ても、ポゼッションサッカーの中ではサイドチェンジ(横パス)とバックパスが多い。

今のラツィオのサッカー(マウリツィオ サッリ監督)は、縦のポゼッションサッカーと言われていて縦パスから攻撃が繋がる。

ノザワナメソッドにもある、『緊急時のサポート』や『デカラ、ブラッシング』と呼んでいたサポートの場面がたくさん出てくる。

サポート、パスコース、ポジショニングの習慣を身に付けるために、横のポゼッションサッカーでサイドチェンジ(攻撃の継続)をするためのサポートを覚えることはたくさんしてきた。

緊急時のサポートやデカラ、ブラッシングのサポートを体得するためには、横のポゼッションサッカーよりも縦のポゼッションの中で取り組んでいく方が反復回数と意識が変わり、身体で覚えやすい。

緊急時のサポート

ボールを持った人が相手DFにパスコースを切られながら1対1に追い込まれそうな時。

フリーになった味方へ展開するために近寄るサポート

デカラ、ブラッシングサポート

縦パスを出した先の味方が相手を背負って1対1の時に近付いて2対1を作るサポート。

※縦パス出してスペースに向かって走る『ワンツー』とは違い、パスを出した味方へ走って2対1を作るサポート。

※良くありがちなのが、縦パスを出した味方がプレスを受けているのに、スペースへ勢いよく走り込み、相手DFにボールを奪われた時に守備にいけない位置にいること。

デカラ、ブラッシングサポートの良いところは、味方がプレスを受けていても近寄って2対1を作れることと、相手DFにカットされてもボールに向かってサポートにいってるのでそのままカウンターストップの守備をスタート出来るところ。

大切なことは、、
ボールを持った味方と相手DFのプレスの状況によって判断(サポートのポジショニング)を変えられるか?ということ。
・スペースに勢いよく走り込んだ方が良い時もある!
・大きなスペース空いてたとしても、パスを出した味方へ向かって狭いスペースで2対1を作ることで相手のプレスを打開して広いスペースや数的優位へ進むことが出来る。しかも”リスク管理”を同時にしながら。

裏のスペースへ走るか?ボールを持っている人へ近付くか?

これも、判断してサポートを身体で覚えて出来るようにするまでには時間が掛かる。

・ボールを持った人がフリー(プレスを受けていなければ)→空いてるスペースへ走り込む、裏を狙えばチャンス。

・ボールを持った人がプレスを受けそうなら、近寄ってプレスにハマらないようにサポートにいく。

状況を見ればとーっても簡単なことだが、これをサッカーの試合で的確に行えている選手は本当に少ない。

これが出来るだけでもチームがボールを失う回数は減る。

頭で分かっていても『身体で出来るようになるまでには時間が掛かる』だからこそノザワナの練習でたくさん反復練習して”身体で”覚えていこう!!

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